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「ご縁がありますねぇ」 「これもなにかの縁ですね」 と言うことを聞きませんか。 あるいは言ったりしていませんか。 実はこの「縁」というのは仏教の言葉です。 法華経の方便品を読まれている方はお分かりかと思います。 如是相・如是性・如是体、それから力・作・因・縁・果・報、のお経です。 これを十如是(じゅうにょぜ)といいます。 このなかに注目すると、よく聞きなれた、因縁・果報がありますね。 この、因・縁・果・報の組み合わせが、因縁と因果をあらわしています。 とくに、縁ということが非常に大事です。 縁と言うのは、周りのことで、身近に分かるのは人の行為とか言葉です。 言葉などで微妙に私たちがうれしくなったり、悲しくなったり、怒ったりします。 勉強会では車の運転中のことをたとえにとりました。 後ろから急に追い越して危ないめにあう、しかもタバコに火をついたまま捨てる。 腹がたちますね。 でも、急いでいるときに、混雑しているなかで気持ちよく割り込みをさせて下さる。 そういう時はありがたいですね。 ちょっとした行為や言葉で私たちは善意をもったり、悪心をもったりするのです。 これを、善因は善果、悪因は悪果といいます。 それが、人相にあらわれ、性格になり、その姿になると説きます。 その本末は等しく自身にあることを十如是は説いています。 大きく見ると地球環境もそのとうりなのです。 難しく言いますと衆生・国土・五陰(ごおん)の三つが、この因果に収まるのです。 そして、このことを諸法実相といいます。 私達の心がけで社会がかわるということ。 皆が共に幸せにならなければ‥‥‥ (11月18日、勉強会のなかより) |
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