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H18.4.18勉強会ノート 多宝仏が座られている宝塔の中に釈尊は入られました。 仏弟子は釈尊の尊いことを知りました。 寂しさも感じました。 ですから、「私達も釈尊のおそばに上げて下さい」と頼みました。 今まで一緒に寝起きをし、食事をしてきた釈尊が、急に遠ざかるような気がしたのではないでしょうか。手が届かなくなり、言葉さへかけれないことは寂しいことです。 釈尊は、神力をもってお弟子さんを虚空の宝塔のそばに連れてきました。 釈尊はお弟子さんに、慇懃(いんぎん)にそして厳しく、「私が死んだあとに、この法華経を説きなさい。誰かその誓願を起こす者はいないか」。 そして、「私の今でも迫害や困難がたくさんある。滅後はなおさら困難が大きいだろう。それでもこの法華経を説くことを誓いなさい」と三度、言われました。 これを、「三箇の勅宣」といいます。 宝塔品のお経には次のように説いています。 第一の勅宣 誰かよくこの娑婆国土において広く妙法華経を説かん。今まさしくこれ時なり。如来久しからずして当に涅槃に入るべし。仏この妙法華経をもって付属してあることあらしめんと欲す」 第二の鳳詔(ほうしょう) 諸々の大衆に告ぐ、我が滅度ののち誰かよくこの法華経を護持し読誦せん。今、仏前において自ら誓言を説け」 第三の諌勅(かんちょく) もろもろの善男子、我が滅後において誰かよくこの経を護持し読誦せん、今、仏前において自ら誓言を説け」 第一「付属有在」 第二「令法久住」 第三「六難九易」 虚空において、釈尊・多宝仏・十方分身(じっぽうふんじん)の三仏の御前においての言葉でした。 釈尊は、自分が滅した後のことを考えておられたのです。 その心は、法華経を絶やしてはいけないということでした。 三仏がそろっておられる所で、説かれたことは法華経にしかありません。 |
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