1.本門法華宗の講習会に参加して

毎年8月29日より9月1日まで、本門の講習会が北海道であります。
今年は、栗山の本門寺でした。
毎年の事ながら、今年もたくさんの僧侶、尼僧がみえてました。
教学は立派で学ぶべきことの多いこと、一日一日が早いこと、目のくらむ思いです。私は中山妙宗なれども宗派を考えず一つでも、一言でも聞き逃すまいと思って一生懸命でした。「行学の二道を励み候べし」日蓮聖人様の御言葉、まさに、その通りと思います。昔と今とは時代も変わり、ただただ「ありがたいから御題目を唱えなさい」では通らなくなりました。私は、教学によって釈迦如来の御心、日蓮大聖人の御心がわかる思いです。また、「行」に依って苦(身苦)がより以上わかると思います。
この度の講習会には檀家の方々もみえられていました。また、妙覚寺よりも10名参加していました。本当に嬉しく、これからも一人でも多く勉強してほしいと思います。
大聖人は、「只、南無妙法蓮華経を唱えなさい」と言われているところもありますが、それは「幼稚園の子供の時」で御題目だけで中身がわからなければ、迷いが生じます。また、初信の時の「カンゲキ」、「泣いて御題目を唱えたこと」、「どんなことでも致します。助けて下さい」と言った方々、頼んだ事のある昔を忘れて後々に行者の欠点をひろい、捨てる心も出てきます。「多くは魔につかれ、その寺「所」を退く」と言われてます。それは、行学の二道を学する心がなく、僧侶、尼僧だけが学する者と思っているからです。そこで、大聖人は「行学の二道を励み候べし」と仰せになりました。
行学は僧侶、尼僧だけのものではありません。どうぞ檀家の皆様も「行学」、「行」に励みましょう。そして、釈迦佛、日蓮大聖人様によき「法華経の信者」であると言われ、また、この世に生を受けている限り一人でも多く、身苦に迷える人々をお救い致しましょう。
この功徳によって自身もよき因果の果報を頂きましょう。
合掌