106.生きている尊さと喜びをみつける     高橋俊隆
 <生きている尊さと喜びをみつける>

いのちの尊さは誰でも知っていると思います。日蓮聖人は「三千世界(世界中・宇宙世界)の宝をもっても一日の命にかえることはできない」と述べていることから、確かに命というのは金銭では買えないはかなさがあります。

昨日も私より若い人の訃報が届きました。2ヶ月前のズームによる研修会にはお姿を拝見できたのに、元気そうだったので、まだ動揺と失った悲しさが続いています。

それぞれの人の喜びや楽しさというのは違うと釈尊は見ています。それゆえに様々な教を説いて人として生きる道標を示してきました。教育者は子供たちの性格を把握しなければならないと言いいますでしょ。 

強く言ってもいい子供、やさしく言わなければ就いてこない子供がいるからです。忠言を好む人もいる、甘言を好む人がいますね。あなたはどうでしょうか。

命の尊さに気づくよう心がけ、一日の命を大切に生きる悦びを知るよう努めたいと思います。人生は釈尊が説いたように、生・老・病・死の四苦があるのは当然のことなのです。いかに克服するかは自分自身にあるのですが、話し合える人が必要です。完璧な人はいませんが、みな努力はしているのです。 

旅にでて新しい世界や自分を発見できるかも知れません。世界のいろんな所にたくさんお人たちが生活をしています。 

また、コロナ感染により命を亡くされた人、ウクライナなど戦乱にて命を亡くされた人たちの成仏を願い、平和な世界になることを祈りましょう。