14.家相は良いほうが

 日蓮宗は祈祷をします。千葉県の法華経寺に大荒行堂があり、毎年11月1日より2月10日までの百日間修行をします。
 この荒行堂をでることにより修法師としての資格を得て祈祷が免許されます。
 祈祷は身体の病気平癒のためなど、さまざまな祈願をします。家についてみますと地鎮祭・上棟式や、解体のとき、中古の家に住むときなどがあります。
 新しく家を建てるときには家相に気をつけていただきたいものです。
 昔からの鬼門の考え方を迷信と思わず、祖先の知恵と受け止めるべきです。家相のなかには北に玄関をもってこないということがあります。北国ですと寒風がきつく氷雪などによる事故がありがちです。それを考えて北を玄関にしないわけですね。
 台所も西日をさけることから南や西におかないようにと言われます。真夏になると日差しが強いため食品の痛みが早くなります。また西日が差し込む部屋で仕事や勉強をするのは効果てきではありません。暑さで懈怠感がまします。
 土地はやはり墓地は避けるべきです。動物をたくさん飼っていたところや刑場、事故のあった場所は避けたほうが賢明かとおもいます。
 土地は道路より低いところはやめたほうがいいです。雨水などが入り湿気があるのと、家相ではいろいろな問題で悩まさせられるとしています。昔は雨水に混じり汚物などが敷地に入ってきたからでしょう。
 これらは自然との調和から理解できることです。
 しかし、鬼門という言葉をもつ家相はなかなか理解できないことです。
 住むことによってわかるものです。しかも5年10年20年という過去を振り返ってわかることが多いのです。
 商売をしていれば商品の売れる場所が決まっていたり、お客さんが座る場所があるものです。単に日当たりがいいとか、入り口に近いという理由だけではありません。
 レジの場所をかえただけでもお金が入るようになったとか、無駄な経費がでなくなったということは多分にあります。
 最近は中古の物件の家を買いリフォームをする若い人が増えたような気がします。私のところでも毎月その相談があります。
 その中古の家相をみますと、前に住んでいたいた方の家族構成やどうして手放すようになったかが見えてきます。
 仕事・夫婦・子供のことや、病気・浮気・借金などさまざまなことがそこから伺い見ることができます。
 そして、それらのことは当たっています。
 家相の良い家をお勧めします。