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ある人が病気になって入院したとき、健康が一番だと言った。 名声や財産などより、命が大事だと気が付いたからだ。 ある人は、お金が一番だと言った。 お金があれば病気になっても治療して長生きできるからだという。 健康が一番と言った人には、お見舞いの人が絶えなかった。 お金が一番と言った人は、テレビを見ていても寂しそうだった。 最愛の妻。最愛の夫。最愛の子供。 失うと胸のなかに風穴が開くという。 子供がいない人の夫が急死した。 どれほどの悲しみか、はかりしれない。 一人きりの孤独のなかに生きていく。 楽しい。うれしい。幸せ。 ということばかりではない。 それは苦しみのもとになるからだ。 しかし、苦しみがあってこそ、楽しさを感じる。 楽は苦の因。苦は楽の因ということ。 苦楽を乗り越えて、本当の幸せを考えることが大事。 夫・妻・子供・友人。心を許せる人がいるといい。 信仰をしていて良かったと思うことは、 亡くなった人が常に私の心にいて、 同じ信仰をしている人たちと、 いつまでも一緒に生きていけることだ。 これが、信頼だと思うと有難くなる。 |
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