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先が見えない時代になったという。 働く場への不安と、給料の不満が積もる。 20代から働き始め60代で定年となる。 突然の解雇。内定の破棄。派遣切り。 まともな理由はない。仕事とは何か。職とは何かを考えてしまう。 そして、お金がなければ生活できないのである。 暗い社会になる危機感を感じる。 人間は善と悪の心を同時にもっている。 怒り、貪り、諍いの心。強欲をもっている。 社会の規律が崩れれば、止め処もなく行動かするのが常である。 一番の原因はなにか。自分の「欲」しか考えないからである。 自分のことしか考えない風潮に蔓延されたのである。 自己を捨てて他人のために尽くすのが「菩薩」である。 不惜身命というのは、その精神であり、すくなくても「共生」しているのが社会である。 個人でできることと、為政者でなければできないことがある。 日蓮聖人が『立正安国論』を著したのはここにある。 また、ただ一人でも南無妙法蓮華経と唱えれば、社会もかわり、諸天善神が国を守るとも言う。 『妙法蓮華経』というお経に説かれていることを信じ、それに従う意思が南無妙法蓮華経と唱えることである。 私はそれを信じて南無妙法蓮華経と唱えている。 皆が知っている宮沢賢治は、そういう人だったのである。 |
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