74.人が社会を動かしている            高橋俊隆

私の記憶の始めは、上砂川という炭坑町の保育園にあります。歌を唄い遊戯をした思い出です。炭坑町に見られるズリ山・ぼた山、その周辺にはコオロギが石の下にたくさんいました。川にも魚がいて遊びました。曽ては朝鮮の人も労働していたと聞いています。昆虫もコガネムシ・カミキリ・クワガタなど多くの種類がいました。ケラ(螻蛄)は風呂帰りの街頭の廻りを飛んでいました。今、住んでいる円山も私が来た40数年前はキジもいました。10年前はゴイサギも木の上に住み子育てをしていましたが、カラスに追われてしまいました。しかし、今でもオニヤンマなどは庭に飛んできます。キリギリスもいます。でも、コガネムシを見たことがないという話を聞き、そう言えば何年も見ていないと思い、急に友人をなくしたような寂しさを感じます。

「除染の目安とされてきた空間線量毎時0.23マイクロシーベルトは、福島第1原発事故後、政府が一定の生活様式を仮定して算出した試算値に過ぎなかった。」という新聞の記事に憂鬱になります。これからの時代を生きていく子供が心配になります。子供がかわいそうだから子供は産まないという人もいます。

201484日現在(86日発表)4カ国合計で感染者1711名、死亡者932名となり現地の状況から考えてさらに拡大する可能性が高いので、WHO88日に「緊急事態宣言」を出し、CDCは最高度の緊急体制に入った。」

これは、「エボラ出血熱」の記事です。アフリカ中央部(スーダンコンゴ民主共和国ガボン)および西アフリカで発症しており、自然宿主の特定には至ってはいないが、コウモリが有力とされています。ゴリラも感染死しています。

 健康に自然と調和して生きていくために、自然や資源を大事にしましょう。何よりも人を大事にしましょう。人がこの社会を動かしているのです。心底から人を大事にする気持ちは信仰にあります。仏教の全ての人は仏になれるという教えが必要です。