88.感動と感謝                  高橋俊隆

秋から冬になるにつれて天候が気になる。
紅葉から黄葉、そして褐葉となり落葉する。
目に鮮やかな紅黄の色は美しく終焉の誉れに映る。
師は赤く身を飾って散る姿に自身の死を当てていた。

冬空の鈍よりした中に木々の間から差し込む日差しが明るい。
真夏の暑いときは葉をたくさん蓄えて日よけとなっていた。
落ち葉が栄養となって次に蘇生する新芽となる。

自然のありふれた気色に感動する。

朝、起きて空を見る。
冬になると雪が降るので気になるためもある。
夜、外は暗くなる。
この辺は山だから真っ暗になる。
いつもは感じなかった月明かりが有り難くなる。
お日様、お月様に手を合わせる。

当たり前だと思っていたことに感謝をする。
祖先の恩に手をあわせる
周りの人たちに手を合わせる。

みんなが、みんなに手を合わせていけば、 幸せな人生になる。
法華経にそう説かれている。
感謝の気持ちを大切にしましょう。