90,菩薩の心をもてば                   高橋俊隆

 2018年は世界各地で大地震が頻発する。
 その可能性があるとアメリカ地球物理学者(AGU)が発表しました。

 地球の北と南の磁気が逆転する。
 そうなると、ナビゲーションのシステムが破壊し、
 太陽から有害な放射線が降り注ぐことになる。 

 いずれも生命の危機を告知しているのです。

 釈尊はすでに予告されていました。
 そのために、そのようにならないように教えを説きました。

 自然の現象や宇宙の活動は人知の及ばないところです。
 仏教ではそれを諸法の実相と説きます。

しかし、人の智慧で変えることもできると説いています。
  それは、私達の行いにあるのです。私自身の心なのです。

 その心は悪にも善にもなります。
   その心の師匠となって悪を断じ慈悲の心を大切にすること、
  それを修行といいます。

仏教の深さは私達の前世からの宿業を説くこと、
  未だ成就できていない性分を熟知していることです。

釈尊はそのために法華経を説かれたのです。 

日蓮聖人はそれを良薬として題目に込められているとされ、
  題目を唱えることは大きな力が作用されると説きました。
  題目を唱える心は菩薩の心になるからです。