117.厄除けをおえて

今年の元旦は3年ぶりに熱湯のご祈祷をしました。毎年、御宝前において熱湯のご祈祷はしていますが、檀信徒にたいしては3年ぶりとなりました。早いもので25回目になりました。皆さま一人一人の熱湯のお加持を終え、もう一度、釜の中から芋を取ります。このときには、完全に窯の中は熱くなり湯だっています。芋の皮も剥けて、とても掴みづらくなっています。今年は釜に入れた手に力がつきました。いまだに手に熱があり、厄除けのご祈祷のときに、病気の箇所に手を当てると、強く熱が伝わるようになりました。自分のことですが、有りがたく思っています。お祖師様のお力をいただいていると感謝しています。

厄除けのご祈祷は毎年しております。厄除けといいますと、厄年の人だけのご祈祷に思うかも知れませんが、今年1年の無病息災を祈祷するものです。ですから、厄年に関係なく毎年、御祈祷を受けると良いと思います。ご祈祷をしていますと、いろいろなことが見え感じてきます。現在の病気や、これから気をつけなければならない病気や、災難などが分かることがあります。

厄除けのご祈祷をし、お加持をしているときに、私から話をして注意したらよいことをお話ししています。とくに注意しなければならない人は再祈祷しています。私から注意を受けた方は、夏ころにでも再度、御祈祷をうけたらよいと思います。また、お寺にきてお題目の行をされたらよいでしょう。自分からすすんで信仰をしなければ、治らないことがあります。自分や先祖の罪業などによるばあいがあります。日蓮聖人は謗法の罪を説いています。罪業についての意識は、法華経を信仰する者にとって、大事な信仰の認識となります。お祖師様に認められる信仰を心がけましょう。合掌