122.太陽が三つ                           高橋俊隆

十月十七日午後三時半頃に太陽が三つ現れ、逆さまの虹が見える現象がありました。この太陽の周りの光の輪は内暈(うちがさ)、両側の光は幻日(げんじつ)、円形になる虹は環天頂(かんてんちょう)というものです。日蓮聖人は佐渡赦免にあたり、住民が「一月二十三日の申の時(午後四時頃)、西の空に三つの太陽が出現した」という話を聞きます。日蓮聖人は大悪難の兆候とし、太陽がいくつも競って出ることは、世界中に戦争が起きる前兆とのべています。(『法華取要抄』八一八頁)。

国内においては特定秘密保護法案が出され、国民の知る権利を侵す危険性があると指摘されています。中国は東シナ海における防空識別圏(ADIZ)に尖閣諸島を摂取しました。

微力ながらも「立正安国」の祖願に向かって「異体同心」の信心をもち、檀信徒とともに唱題行を進めましょう。私たちは国土に染み込むまで読経唱題をすべき時と思います。それが、日蓮聖人の信徒としての責務です。国土の安穏と法華経の流布を祈って、毎日、唱題行を行いましょう。