171..檀信徒の皆様へ  令和2年7月15日            高橋俊隆

 過信した人間の英智を感じています。コロナウィルスの恐怖は心に侵入します。大雨による河川の氾濫、車や家屋も流されています。日蓮聖人が訴えた国土の乱れが現出しています。いまこそ『立正安国論』を読みなおし、せめて、お題目をお唱えし、国土の安穏を願いましょう。

 お寺にての毎月のお参りも自粛し、山内のみにて行っています。万が一を考えますと、まだまだ集団にてのお参りは控えます。お盆の納骨堂のお参りも、皆さんから頼まれましたら、住職が一人で、皆さんの納骨檀の前にて、いつものお盆と同じようにお参りします。

 お供物やお掃除はいつでもご都合のよいときに来て下さい。ご先祖さまもお待ちになっています。お寺では毎日、お祖師さまに檀家の各家の家内安全をお願いしています。皆さんも自宅のご本尊さまにお参りして下さい。

 日蓮宗の信者は皆が国土安穏を祈りましょう。法華経の諸天善神のご守護を願い、お題目をお唱えしましょう。それが、お祖師さまの願いだと思います。